2018年01月13日
年頭のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。おかげさまで平安病院も創立50周年を迎え昨年は50周年記念式典を盛大に行うことができました。
地域の皆様、利用者の皆様、職員の支えに感謝しております。そしてなによりも今の当院がこうしてありますのも沖縄の精神医療を支えてこられた、先代院長の平安常良先生のご尽力あっての賜物であると思います。先生の魂の声を引き継ぎさらに平安病院が地域に貢献できる病院へと昇華させていきたい所存であります。
現在も依然として社会の状況と連動してか精神医療を取り巻く状況は厳しいものがあります。当院も特定医療法人となり、より公益性を重視した医療への取り組みが期待されています。初代院長から連綿と続く、「心病めるひとにへいあんを」の理念を胸に抱きつつスタッフともども邁進していきます。
当院の治療サービスのゴールとしては、なかなかたどり着きがたい目標ではありますが「治療共同体」の完成であります。そのためには社会構造、経済状況、疾病構造の変化など多種多様な壁が立ちはだかっていますが流れとしては精神医療も慢性から救急、入院から地域での支援といったように「治療共同体」の概念に沿ったものになっていっているような気がいたします。
時代も人もどんどん変わっていくかもしれませんが、人が人を助けたいと思う気持ちは変わらないと信じます。これからもどうか当院を温かく応援していただけるよう皆様にお願いいたしまして新年のご挨拶といたします。
平成30年 元日 病院長 大田裕一