2021年08月29日
(平安病院)新型コロナウイルス感染者発生に関するお知らせ(2021.08.29現在)【第9報】
関係者の皆さま
平素より当院の提供する医療・福祉にご理解ご協力を賜り心より感謝申し上げます。
8月15日(日)に当院入院中の患者様に新型コロナウイルス感染症が確認され、院内本部を立ち上げ対策を開始しております。最初の陽性者が判明してからの陽性者の累計は以下の通りです。
判明日 | 患者様 | 職員 | 療養解除* | 累計 |
8月15日 | 1 | 0 | 1 | |
8月16日 | 2 | 4 | 7 | |
8月18日 | 4 | 0 | 11 | |
8月19日 | 4 | 0 | 15 | |
8月22日 | 3 | 0 | 18 | |
8月24日 | 1 | 0 | 19 | |
8月26日 | 0 | 1 | 20 | |
8月27日 | 0 | 0 | 1 | 20 |
8月29日 | 0 | 0 | 1 | 20 |
8月29日時点で、患者様15名、職員5名、合計で20名の陽性が判明しております。本日までに3名の方が専門病院に転院され、現在当院で12名の新型コロナウイルス感染症の患者様の治療を行っています。
最初の陽性者が判明した時点で院内対策本部を立ち上げ、沖縄県新型コロナウイルス感染症対策本部、南部保健所等の関係機関と連携し対応を行っております。院内の対策本部による組織全体での対策、基本的感染対策の強化・徹底、陽性者に対する治療と療養解除の確認、濃厚接触者の状態確認と感染対策、病棟職員の感染対策と定期的な検査の実施、患者様・ご家族への説明やタブレット面会等の対応、感染対策に係る物資の補充、内部・外部への情報発信等を行い、感染の早期収束を図るように努めているところです。
治療に関しては、これまでご報告させていただいたように患者様の病状に合わせた治療を継続しているところです。これまでのところ当院で治療を行っている方で重症化の兆候は見られておりません。引き続き、当院内科医師を中心に、感染症専門医の助言等を頂きながら治療を継続していきます。
最初の陽性者発生から14日間が経過したところですが、感染症法上の療養解除基準を満した患者様が8月29日時点で2名おられ、保健所に解除届けを提出いたしました。
新型コロナウイルス感染症の解除基準は厚生労働省が定めており、有症状者(発熱や呼吸器症状がある方)の場合、「発症から10日間経過し、かつ、症状軽快後72時間経過」となっています。当院でも原則として厚生労働省基準に則り、保健所の確認を得た上で新型コロナウイルス感染症の解除を判断し、全体の収束を目指していきます。
感染症対策に病院全体であたっていくために、当面の間、陽性者が発生した病棟をはじめ、他の病棟での入院受け入れは原則停止とさせて頂きます。外来診療については感染対策を十分に行いつつ、可能な範囲で短縮診療および電話診療等をお願いしながら継続していきます。
尚、今後の状況によっては急な変更を余儀なく実施する場合もありますが、変更内容については速やかにホームページ上でもお知らせしていきますので、予めご了承下さい。
皆さまには、多大なるご心配とご迷惑をおかけ致しますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
2021年8月29日
医療法人へいあん 平安病院
病院長 大田 裕一