みなさん、お元気ですか？
少しばかり掲載が遅れてしまいました。

さて、今回はまた映画のお話に戻って徒然なるままに書かせていただこうと思います。

SF映画は、みなさんも好きなジャンルとして上位にランクされていると思いますが、その醍醐味とはなんでしょうか？

やはり非現実的世界をあたかも現実世界に重ね合わせ、映像や音、はたまたSFXを駆使して私たちの感性に訴えてくるところではないでしょうか。

わくわく、うきうき、時にドキドキ、ハラハラ・・驚愕、戦慄、寂寥、歓喜、爽快、共感、安堵・・

様々な感情の発露とともに想像力や知的好奇心をも作品によって刺激されたことを誰しも体験されていることでしょう。
そうした意味でもSFは映画のあらゆるジャンルの作品の要素を含んだものともいえるかもしません。だから人気もあるのでしょうね。
ここで、ほんとはたくさんの作品をご紹介したいのですが、限られた紙面でありますので、作品２本だけご紹介させていただきます。

もうご覧になられた方は多いかとは思いますが、私が最もお勧めしたい作品、

それは「ブレード・ランナー」です。

この作品は1980年代に公開された作品で私が丁度20代初め頃に出会ったせいかとても印象深いんですね。
監督はみなさんご存知の世界的大ヒット作「エイリアン」で有名なリドリー・スコット監督です。
スコット監督の作品は私のお気に入りが多く、SF映画以外にもドラマやサスペンス物もとても興味深い作品が数多くあります。ここでは詳細はご紹介しませんが、日本を舞台にしたあの松田優作とマイケル・ダグラスが共演した「ブラック・レイン」なども素晴らしい作品だと思います。

ブレード・ランナーに話を戻します。
主演はこれまた有名な俳優ハリソン・フォードと名脇役として知られるルドガー・ハウアーで私は特に後者のルドガー・ハウアーが大好きです。彼が出演したヒット作品はそれほど多くはないのですが、これまた80年代の作品「ヒッチャー」はサスペンス映画として有名です。

ブレード・ランナーとは、レプリカントと呼ばれる人造人間を処刑する専任捜査官であり、端的に言えばハリソン・フォードが地球に潜伏したレプリカントの親玉、ルドガー・ハウアーを見つけ出し対決するというストーリーなのですが、この映画の見どころは何といっても今から30年以上も前に想定されたおよそ40年後の未来社会を描いたところで、その斬新な発想は当時の社会情勢から想像を遥かに超えるものでしたし、今をもってしても決して古くない映像を提供していると言えます。

また、物語のテーマもこれから未来に向けての人間社会と技術革新との関わりの中で考えざるを得ない問題を提起しているところも特筆すべき点と思います。
この他にもこの作品の見どころはたくさんありますが挙げていると切がありませんのでこの辺でご紹介は終わります。
ご覧になってない方は一度ご鑑賞してみてはいかがでしょうか。

もう1本お勧めの作品をご紹介します。

ジョディ・フォスター主演の「コンタクト」は私のDVDコレクションの一つでもあります。
この映画はさほど有名ではないのですが、個人的には人と宇宙の関わりとは？みたいな壮大なテーマを独特の切り口で描いているところや、科学至上主義で目に見えないものを受け入れようとしない社会にたった一人で真実と向き合い、そして立ち向かう科学者ジュディの姿がとても魅了的で、しかもちょっとだけ泣けます。
とても感情に訴えるものがあった作品でした。
宇宙と人をテーマとしたSFに興味を持たれた方にぜひお勧めしたい作品の一つです。
さて長くなりましたのでこの辺で終わりにします。
次回に機会があればご紹介させていただきます。

ありがとうございました。