実習前後の卵たち

実習前後の卵たち

前回の投稿からすごく日が経ってしまいましたが、今回の実習前後の卵たちの様子について書きたいと思います。

精神科という環境に初めて触れる卵たちは緊張が強く、説明を聞く時の表情は強張り、歩く姿勢もぎこちなく、患者さんとすれ違う度にオドオドし、初めて外にでる子どものように不安でいっぱいの卵たいちです。

しかし、日を重ねるうちにその表情や言動、態度が変化していきます。

患者さんの優しさに触れたり、患者さんの病気と向き合う姿勢や生い立ちの困難さに触れるに連れて患者さんの役に立ちたい、何とかしてあげたいという思いが強くなります。

しかし、何も出来ない自分に歯がゆさを覚えたり、やっとこれから患者さんの事がわかってきた頃に実習が終わってしまう事での不全感を感じたりと初めて、卵たちが精神科看護を触れる体験をしていきます。

実習最終日には患者さんへの感謝の言葉を述べながら涙する卵たちも少なくありません。

その純粋さに触れるたびに初心に返る事ができて、また、看護っていいなという気持ちになるのでした。