精神科
専門医研修プログラム「ゆい」
研修カリキュラム
01研修目標
多様な精神科疾患に対応できる精神科臨床医を育成することをこのカリキュラムの研修目標とする。
精神科専門医や精神保健指定医を目指す。
02研修期間
卒後初期研修(2年)終了後3年間
03研修により得られる資格要件
精神保健指定医申請のための症例取得(レポート要、医師として診療経験5年、うち精神科診療歴3年)
精神科専門医申請のための症例取得 新制度、旧制度どちれでも可能
(旧制度 : 本年3月までに申請済のもの、研修手帳記録の指導医による評価、新制度 : 毎年募集あり、プログラム参加、ウェブ上での評価)
04カリキュラム
1年次(卒後3年)
精神科医療全般についての習得期間として、精神疾患の外来及び入院治療に主治医として従事し、精神療法、薬物療法、精神科リハビリテーションを習得する。
2年次(卒後4年)
精神科医療における専門技術を高めるために、上記業務を継続するとともに、認知行動療法、集団療法、家族療法の指導的役割、デイケア担当の経験等、専門的な技術を習得する。また、上級の指導の下に福祉・教育・行政機関との連携を経験する。さらに、関連病院における研修期間を設け、児童精神医学、精神科救急医療などについて研修を行う。
3年次(卒後5年)
精神科医療と他の分野との関係を理解し、精神科チーム医療を実践するとともに、精神保健指定医、精神科専門医の資格取得に向けて準備する。福祉・教育・行政期間との連携を実践する(介護保険、作業所などの判定会議等、市町村あるいは学校主催の講演会講師、担当者を集めての合同ケース会議など)。3ヶ月間総合病院でリエゾン・コンサルテーション研修、そのあとは要請に応じて往診、コンサルテーションを行う。スタッフや初期臨床研修医に対する指導力を習得する。
05臨床研究
精神医学領域では、臨床薬理学、社会精神医学、臨床心理学などについて研究指導が可能である。後期研修中に沖縄、九州、日本のいずれかの精神神経学会等で臨床研究の学会発表ができるように指導する。また向精神薬の臨床試験にも積極的に参加する。
病棟・外来業務
病棟は精神科救急病棟、精神科治療病棟各病棟等の入院患者を主治医として担当し、指導医と相談しながら、病棟のケースカンファレンス、症例検討会などをチームの中心となって進めることができるように研修する。外来は基本的には受け持ち患者が退院した場合に担当となるが、後期研修中に、初診担当医となって治療できるようになることを目標とする。また精神科救急(輪番制)の当直業務を精神保健指定医のオンコール体制の下で行い精神科救急について研修する。
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